楽天カードの2枚目を作るのではなく、1枚目を新デザイン(番号が裏に記載されたもの)に変更する手続きを説明する。
このブログの情報は2021年11、12月に楽天カードの電話サポートに確認した内容である。その後、サービス内容などが変更されることがあると思う。その点は了解の上、参考にしてほしい。
旧カード
このブログでは下の写真のように、クレジットカード番号と有効期限が表に記載されているものを旧カードと言うことにする。
旧カードでは、 番号、有効期限とローマ字の氏名がエンボス加工されている。
エンボス加工とは、写真ではモザイクのため見えないが、文字が浮き出るように、文字部分が物理的に凸凹に作られたもの。そのため裏面では、それらが反転した文字となって見える。
新カード
このブログでは以下の写真のように、クレジットカード番号と有効期限が裏に記載されているものを新カードと言うことにする。
新カードでは、特に重要なクレジットカード番号と有効期限を裏に記載することで、盗み見されにくいように対処された。これによって、不正利用されるリスクが減らせる。
なぜか、ローマ字の氏名だけは、表に残ってしまった点が残念なところだ。氏名についてもインターネットを使った通販などで入力しなければならない場合があるため、重要な情報の一つだと私は考えている。
では、楽天カードの話に戻ろう。
新カードの他の特長は
- エンボス加工が無くなって平らで凸凹していないから、財布やカード入れへの収まりが良い。
- つや(光沢)がなく落ち着いた色合い。
- カードの国際ブランドによっては次の決済機能が付く。対応カードには「コンタクトレスマーク」がある。「Wi-Fiの電波マーク」を90度傾けたようなマークのこと。
Visaのタッチ決済
Mastercardのコンタクトレス決済
新カードに変更する方法
別の対処として、今持っている1枚目の旧カードの変更ではないが、楽天カードの2枚目を申し込めば、新カードが入手できる。
有効期限で更新されるカードのデザインはどうなる?
カードを作り直した場合や、更新カードのデザインはどうなりますか?
楽天カードのよくあるご質問から引用 2022年7月時点
対象の楽天カードをお持ちのお客様につきましては、カードの作り直し(磁気不良、紛失盗難、氏名変更等)をされた場合、カード番号が裏面に記載されているカードを発行いたします。
※対象外の楽天カードをお持ちのお客様につきましては、カードの作り直し(磁気不良、紛失盗難、氏名変更等)をされましても、カード番号が裏面に記載されているカードをお選びいただくことができかねます。
有効期限到来による更新カードの発行時においては、当面従来のデザインのカードをお届けいたします。
https://support.rakuten-card.jp/faq/show/122457?site_domain=guest
「当面」とは、いつまでかは不明。「従来のデザイン」とは旧カードのこと。推測するに、旧カードの在庫を配り終えたら、全員新カードになると思う。
電話サポートの方とあれこれ質疑応答した結果、私のカードはそろそろ更新月なので、以下のようにすることにした。
有効期限の更新時に必ず新カードにしてもらう方法
この方法は、まだ電話サポートに確認しただけの情報である。私が持っている1枚目の旧カードで、これからやってみるので、実際に新カードに変更できたかどうかは、しばらくしてから報告する。
<追記>
更新月の2か月を切ったので、電話してみた。
「有効期限の更新カードは、番号が表ではなく、裏にあるカードを送ってほしい。」ことを伝えると、できない旨の回答が最初にあった。
そこで、前回オペレーターから聞いた話を説明すると、一旦電話を保留にして確認してくれた。以下の通り。
- 「更新月」に必ず新カードを送るという処理はできない。
- しかし、「更新月より前に」早く更新カードを送るという処理にすれば、必ず新カードを送ることができる。
電話で、その申し込みをしてから1週間ぐらいで新カード(更新カード)が郵便書留で届くとのことである。
※オペレーターによって、「できる・できない」とその詳しい説明が異なる点が良くない。
※本当に2か月を切らないと申し込みできないのかも怪しい。もっと前からできるかは再確認していない。(更新年月がずっと先の人は、前述したように「作り直し」の手続きで新カードになる。)
いずれにしても、相手にわかりやすく申し込むには
「2か月後に更新があるが今送ってほしい。早く送る手続きをしてほしい。そのときに、 番号が表ではなく、裏にあるカードを送ってほしい。 」と言えば、恐らくどのオペレーターも理解してくれるだろう。
新カードが到着したら報告(追記)する。
<追記>
1週間ぐらいで郵便書留で届くという案内の通り、8日後に到着した。デザインは新カード。
更新年月より2か月前に送付してもらったので、次回のカードの有効期限が2か月短くなっている。
気が付いた点としては、この申請をすると、楽天ペイで連携してあった「お支払元」クレジットカードが自動的に、連携を外されて、コードが表示されなくなっていた。 「お支払元」 の画面を表示させてから、更新カードのセキュリティ番号を入力して、再度連携させる必要がある。
本件に限らず、カードが更新されたら、毎月払いや毎年払いなど、定期的な支払いにクレジットカードを登録している場合は、カード番号が同じでも、基本的には新しい更新年月で再登録しなければならない。(再登録しなくても、自動的支払先の会社に通知・再登録されるケースも中にはあるらしい。)
情報流出対象かチェックすべき!
対象者には「e-NAVIトップページ>メッセージ「もっとみる」>重要なお知らせ」に通知されている。
ここで注意点がある。
情報流出という重大事項なのに、その通知は一定期間後にe-NAVIのお知らせから削除されてしまう。見落としている人がいるに違いない。それにemailでは連絡が来ないのも不親切だ。
通知されていないけど「削除されたのでは?」と心配な人は問い合わせて、情報流出対象か否か、確認した方がいいと思う。
なお、情報流出は楽天の落ち度ではなく、決済を代行しているメタップスペイメントの問題である。
事件の詳細
メタップスペイメント不正アクセス事件の第三者報告書から攻撃の模様を読み解く
出典:徳丸浩の日記
ここで気を付けなければならない注意点がある。
有効期限の更新前に、 「e-NAVI」または「お客様サポートの電話」で新カードへの作り直しを申し込んで入手できたとしても、その後の更新で従来のデザインの旧カードに戻るかもしれないことだ。
電話サポートの話によると、有効期限の前に新カードに作り直しても、更新時にも新カードになるか、それとも旧カードになるかは、はっきりしない回答であった。「タイミング次第でどちらになるかわからない」という曖昧な言い方をされていた。(2021年11月時点)