剱岳 → 10番目鎖場 カニのよこばい → 前剱 → 剣山荘 → 雷鳥沢ヒュッテ
10番目鎖場 カニのよこばい
黄色い文字で「下山」と書かれています。
私たちがカニのよこばいを下りていると、下から数人の登山者が登ってきました。
一方通行なのに!!
私たちの方が崖の隅によけて、彼らが通過するまでしばらく待つことになりました。
話を聞くと、カニのたてばい(登りの一方通行)の入り口に行くのに、雪渓を渡らなければならないのですが、危険と判断したという理由で、カニのよこばいを逆走することにしたそうです。
実際のところ、前のページに記載した雪渓の写真のように、厚さ数メートルあって、登山者の足跡が多くついた雪道があり、経験者が見ると危険という状態ではありませんでした。私の推測では雪渓の問題ではなく、彼らにカニのたてばいを行くスキルがなかったのでは、と思いました。
一方通行とは言え、山では臨機応変にお互いが対応すべきでしょう。他の登山者は多くありませんでしたので、パーティー全体がすれ違うのに10分ぐらいのロスだったと思います。
ただ、このような危険と告知されている一方通行の崖において、想定外のすれ違いによって、どちらかに事故が発生したらと思うと、考えさせられる出来事でした。
横歩き区間だけでなく、急斜面の下り区間もあります。
頂上から見る景色と違って、急斜面越しに山々を見ると壮大な空間に見えました。足元から遠方まで急斜面が続き、より立体感が強調されて見えました。緊張感(わくわく、どきどき)もあって、頂上から見た景色よりも感動しました。
横ばい区間
足を置ける所がほとんどありません。
ステップ棒が打ち込まれていますので、うまく利用しましょう。
長い梯子
長い梯子の下り
梯子にサビや汚れはなく、頑丈に設置されている様子。
梯子の後、鎖の下りが続きます。気を抜かないように!
梯子を下ると、かなり古いトイレがありました。
11番目鎖場 平蔵のコル
12番目鎖場 平蔵の頭
13番目鎖場 前劔の門
往きがけに、雷鳥を発見した所です。
川が見えて来ました。
雷鳥沢キャンプ場
雷鳥沢ヒュッテ
宿泊情報
宿名
雷鳥沢ヒュッテ
らいちょうざわヒュッテ
ウェブサイト
キャンプ場
雷鳥沢キャンプ場 が雷鳥沢ヒュッテの近くにあります。
夕食の一例
朝食の一例
ご飯、味噌汁とお茶はおかわり自由でセルフサービスでした。
国土地理院の地図
チェックイン
雷鳥沢ヒュッテに到着したら最初に、入り口の受付でチェックインと支払いを済ませます。(チェックアウト時は受付に行かずに退出できます。)次に、受付の前で靴を脱いで、館内にいるときはスリッパを履くようにします。
靴は入り口の靴箱ではく、自分の部屋にある靴箱まで持って行きましょう。
メニュー
2017年時点のメニューと価格です。現在は変更されていると思います。
14時までのメニュー
- 牛丼 1000円
- 中華丼 1000円
- カレー 1000円
- チャーハン 1000円
- ラーメン 1000円
- うどん 1000円
- ぜんざい 500円
- おでん 500円
- たこやき 500円
21時までのメニュー
- 生ビール 900円
- コーヒー 400円
- 缶ビール (350ml 400円, 500ml ?円)
相部屋
二段ベッドなどはなく、特に個人のスペースは割り当てられていません。
寝具(敷布団、掛布団、毛布、まくらなど)がそろっていますので、寝袋を持参しなくても大丈夫です。
温泉
雷鳥沢ヒュッテには二種類(内湯、外湯)のふろ場があります。
内湯
館内にある内湯は、なかなか広くて、浴槽の湯はきれいに澄んだタイプです。
宿泊客は24時間入浴可能
浴室内にシャンプーとボディーソープあり(無料)
男女別の内湯の入り口
内湯と外湯は離れており、裸で行き来できる風呂用ではなく、通常の館内通路を通る必要があります。
外湯
外湯は本館の隣の建物です。
特徴は、にごり湯で、地獄谷の源泉かけ流し。そして、外湯の男湯からはいい景色が見られます。
外湯(男湯)からの景色
外湯(男湯)からの夜の景色
外来者·テント宿泊者の皆様へ
入浴できます(有料)1回 700円
外来の営業時間 AM10時~PM19時 最終受付は18時半まで
時間外はお断り致します
コロナの影響で宿泊客以外は入浴できないかもしれませんので、電話確認するのが良いと思います。
雷鳥沢ヒュッテの周辺で雷鳥の親子に出会いました♪
たくさんの雛がいましたよ。
写真や情報は2017年7月時点の内容です。現在は変更されているかもしれません。
裸のまま、内湯と外湯を行き来しようと考えるかもしれませんが、通常の館内通路で隔たれていますので、一旦服を着ることになります。面倒です。
男性はパンツ一丁でも平気かもしれませんが、女性はさすがに…