【剱岳】北アルプス立山連峰登山:3日目 後半 復路(剱岳の山頂から雷鳥沢ヒュッテまで)

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観光

剱岳 → 10番目鎖場 カニのよこばい → 前剱 → 剣山荘 → 雷鳥沢ヒュッテ

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10番目鎖場 カニのよこばい

10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい

10番目鎖場 カニのよこばい

ここは下りだけの一方通行です。

崖から滑落しないよう注意深く進みましょう。

10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい

黄色い文字で「下山」と書かれています。

10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい

私たちがカニのよこばいを下りていると、下から数人の登山者が登ってきました。
一方通行なのに!!

私たちの方が崖の隅によけて、彼らが通過するまでしばらく待つことになりました。
話を聞くと、カニのたてばい(登りの一方通行)の入り口に行くのに、雪渓を渡らなければならないのですが、危険と判断したという理由で、カニのよこばいを逆走することにしたそうです。

実際のところ、前のページに記載した雪渓の写真のように、厚さ数メートルあって、登山者の足跡が多くついた雪道があり、経験者が見ると危険という状態ではありませんでした。私の推測では雪渓の問題ではなく、彼らにカニのたてばいを行くスキルがなかったのでは、と思いました。

10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい

一方通行とは言え、山では臨機応変にお互いが対応すべきでしょう。他の登山者は多くありませんでしたので、パーティー全体がすれ違うのに10分ぐらいのロスだったと思います。

ただ、このような危険と告知されている一方通行の崖において、想定外のすれ違いによって、どちらかに事故が発生したらと思うと、考えさせられる出来事でした。

10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい

横歩き区間だけでなく、急斜面の下り区間もあります。

10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい
10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい

頂上から見る景色と違って、急斜面越しに山々を見ると壮大な空間に見えました。足元から遠方まで急斜面が続き、より立体感が強調されて見えました。緊張感(わくわく、どきどき)もあって、頂上から見た景色よりも感動しました。

10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい
10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい
10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい
10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい

横ばい区間
足を置ける所がほとんどありません。

10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい

ステップ棒が打ち込まれていますので、うまく利用しましょう。

10th Chain Point Kani-no-yokobai カニのよこばい

長い梯子

Mt. Tsurugidake 剱岳

長い梯子の下り

Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳 Long Ladder はしご

梯子にサビや汚れはなく、頑丈に設置されている様子。

Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳 Long Ladder はしご

梯子の後、鎖の下りが続きます。気を抜かないように!

Mt. Tsurugidake 剱岳 Long Ladder はしご
Mt. Tsurugidake 剱岳

梯子を下ると、かなり古いトイレがありました。

Mt. Tsurugidake 剱岳

11番目鎖場 平蔵のコル

Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳

12番目鎖場 平蔵の頭

Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳
Mt. Tsurugidake 剱岳

13番目鎖場 前劔の門

Mt. Tsurugidake 剱岳

このように「登り・下山」が一方通行の場所が、途中に何か所かあります。

上の写真のように、表記は下山↑ですが、この場所では一旦上へ登ります。

Mt. Tsurugidake 剱岳

13番目鎖場より後の下山では、一方通行はなく同じ道を帰ります。これまでのページに記載した内容と同じですので、登山道に関しての案内は終了とします。

→ 前剱 → 剣山荘 → 雷鳥沢キャンプ場 → 雷鳥沢ヒュッテ

Mt. Tsurugidake 剱岳

往きがけに、雷鳥を発見した所です。

Mt. Tsurugidake 剱岳

川が見えて来ました。

Raichozawa camp site 雷鳥沢キャンプ場
Raichozawa camp site 雷鳥沢キャンプ場

雷鳥沢キャンプ場

雷鳥沢ヒュッテ

宿泊情報

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ
Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ  (Lodge)

宿名
雷鳥沢ヒュッテ
らいちょうざわヒュッテ

ウェブサイト

登山とハイキングの宿「雷鳥沢ヒュッテ」立山・地獄谷・みくりが池の山小屋
立山・地獄谷・みくりが池の登山には温泉のある山小屋「雷鳥沢ヒュッテ」をご利用ください。ロッジ立山連峰は台風&雪害の為、今期営業の見込みが立っておりません。

キャンプ場
雷鳥沢キャンプ場 が雷鳥沢ヒュッテの近くにあります。

雷鳥沢ヒュッテの(食事付きの)宿泊客は夕食や朝食を食堂で食べます。メニューは、それぞれ1種類のみです。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

夕食の一例

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

朝食の一例

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)
Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

ご飯、味噌汁とお茶はおかわり自由でセルフサービスでした。

スマホなどを充電したい場合は受付に頼みましょう。宿泊客の部屋にコンセントはありません。充電が完了した頃に受付に取りに行きましょう。

但し、夜間など受付が終了しているときには受け取ることができませんので、時間を確認する必要があります。

国土地理院の地図

チェックイン
雷鳥沢ヒュッテに到着したら最初に、入り口の受付でチェックインと支払いを済ませます。(チェックアウト時は受付に行かずに退出できます。)次に、受付の前で靴を脱いで、館内にいるときはスリッパを履くようにします。

靴は入り口の靴箱ではく、自分の部屋にある靴箱まで持って行きましょう。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

メニュー
2017年時点のメニューと価格です。現在は変更されていると思います。

14時までのメニュー

  • 牛丼 1000円
  • 中華丼 1000円
  • カレー 1000円
  • チャーハン 1000円
  • ラーメン 1000円
  • うどん 1000円
  • ぜんざい 500円
  • おでん 500円
  • たこやき 500円

21時までのメニュー

  • 生ビール 900円
  • コーヒー 400円
  • 缶ビール (350ml 400円, 500ml ?円)

相部屋

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

建物の入り口で靴を脱いで、各部屋まで持って行き、靴箱に入れましょう。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

二段ベッドなどはなく、特に個人のスペースは割り当てられていません。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)
Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

寝具(敷布団、掛布団、毛布、まくらなど)がそろっていますので、寝袋を持参しなくても大丈夫です。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

チェックアウトするときは、使った寝具は、自分がいた場所に片づけておきましょう。

未使用の寝具置き場に戻してはいけません

温泉

温泉が最高!

なぜなら、雷鳥沢ヒュッテの温泉では、入浴中に塩素(消毒)の匂いがしなくて感激したからです。恐らく、塩素を入れてないか、使っていたとしても少量だと思われます。

私は温泉や銭湯が好きですが、塩素が濃い施設は嫌いです。そのような所では、入浴後に、自分の体がボディーソープやシャンプーの香りよりも、塩素臭くなってしまうからです。

近年では、多くの入浴施設が殺菌のために塩素を多量に使うようになりました。理由は、細菌性の病気を防ぐためです。過去には、それに起因した死亡例もあります。

そのようなことがあり、行政側が塩素消毒を義務付けている地域があります。(義務でない地域もあります。)

今となっては、塩素臭くない温泉や銭湯を見つけるのは、残念ながら難しくなってしまいました。

雷鳥沢ヒュッテには二種類(内湯、外湯)のふろ場があります。

内湯

館内にある内湯は、なかなか広くて、浴槽の湯はきれいに澄んだタイプです。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

宿泊客は24時間入浴可能

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

浴室内にシャンプーとボディーソープあり(無料)

建物全体もそうですが、風呂場もとても古いです。
蛇口は湯と冷水に分かれており、シャワーはありません。

二つの蛇口から別々に出る高温の湯と冷水を洗面器で混ぜるのが面倒です。特に、湯は余り勢いよく出てきません。

対処としては、浴槽の湯を洗面器ですくって使うのが楽です。もちろん、石鹸などの泡が浴槽に入らないように気を付けなければなりません。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

男女別の内湯の入り口

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

内湯と外湯は離れており、裸で行き来できる風呂用ではなく、通常の館内通路を通る必要があります。

外湯

外湯は本館の隣の建物です。
特徴は、にごり湯で、地獄谷の源泉かけ流し。そして、外湯の男湯からはいい景色が見られます。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

外湯への通路は男女共通ですが、浴室は男女別です。

裸のまま、内湯と外湯を行き来しようと考えるかもしれませんが、通常の館内通路で隔たれていますので、一旦服を着ることになります。面倒です。

男性はパンツ一丁でも平気かもしれませんが、女性はさすがに…

Mt. Tsurugidake 剱岳

外湯(男湯)からの景色

外湯は、にごり湯です。浴槽の底がどろどろしています。先に入浴した人がいないと、かなりの熱水になっていると思います。

湯もみ棒がありますので、必要であれば混ぜましょう。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

この蛇口のレバーは赤色ですが、冷水です。(赤だと温水と勘違いするかもしれません。)冷水を足して温度調節ができます。風呂から上がるときは、忘れずに水を止めましょう。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)
Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

外湯の男湯は、部屋の壁が解放されていて、景色が良く見えます。屋根(天井)がありますが、露天風呂のような雰囲気です。ということは、立ち上がっていると、外からも見えてしまいます。浴槽に浸かっているとお互い見えませんし、結構距離がありますので、神経質になるほどではないと思います。

残念ながら外湯の女湯は壁が解放されていないため、景色を見ることができません。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

外湯(男湯)からの夜の景色

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

外来者·テント宿泊者の皆様へ
入浴できます(有料)1回 700円
外来の営業時間 AM10時~PM19時 最終受付は18時半まで
時間外はお断り致します

コロナの影響で宿泊客以外は入浴できないかもしれませんので、電話確認するのが良いと思います。

しめきり

ドアをピタッと閉めて下さいね

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

雷鳥沢ヒュッテの周辺で雷鳥の親子に出会いました♪
たくさんの雛がいましたよ。

Raichozawa Hyutte 雷鳥沢ヒュッテ (Lodge)

写真や情報は2017年7月時点の内容です。現在は変更されているかもしれません。

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