このページでは、コース前半「古里駅 ~ 白丸ダム(外観)」を案内します。
※掲載写真は2013年に撮影したものです。
ハイキングコース【大多摩ウォーキングトレイル】
奥多摩町は東京都の北西部に位置していて、森林、渓谷や山岳地帯として東京都の人々によく知られています。また、秩父多摩甲斐国立公園に含まれています。東京は多くのビルや人ごみで混雑していて、自然が少ないイメージがあると思いますが、奥多摩町にはとても豊かな自然が残っています。新宿などの東京都心から電車で1時間半から2時間ほどで行くことができます。
実際のところ、東京の日帰りハイキングとしては奥多摩以外に高尾山も人気があります。高尾山については多くのガイドブックやテレビ番組等で紹介されていて、インターネットからも容易に情報を得ることができます。そのため、特に休日にはコースの途中や頂上では、とても多くの人々で混雑することがあります。もし読者のみなさまが混雑を避けた静かで冒険的なハイキングに興味がありましたら、奥多摩でのハイキングをお勧めします。奥多摩は美しい自然が多いのですが、高尾山ほどはよく知られておらずハイキングの穴場と言えるでしょう。
奥多摩にはいくつものハイキングコースがあります。しかし、本書ではそれらの中から厳選して「大多摩ウォーキングトレイル」一つのみを紹介します。そのコース概要を以下に記載しました。
- 初心者コース
コースはよく整備されており、美しい森を抜けて、ところどころ川に沿っていたり、いくつかの橋を渡ったりします。川付近の森林コースで主に平であるか、ゆるやかな坂道になっていますので、きつい登山と言うよりは初心者向けのハイキングコースと言えるでしょう。天気が良ければスニーカーでも良いと思います。ハイキングに要する時間は休憩時間等を含めない場合、2時間半ぐらいで、距離は8kmぐらいです。 - 容易なアクセス
ハイキングコースのスタートとゴールはどちらもJRの駅(古里駅、奥多摩駅)になっています。バスやタクシーを利用する必要がなく電車のみで容易にアクセスできます。 - カフェと温泉
コースの途中には食事ができるいくつかの店や温泉があります。本書ではハイキング途中のお勧めの場所を紹介しています。 - 森とダム、そして、地下探検
コースの途中でダムの上を通り抜けたり、その魚道を見渡すことができます。もし、魚道の入口が開いている日時でしたら、地下深くにある魚道のすぐ側まで入って見ることで探検気分を味わえるでしょう。魚道は無料で自由に通り抜けることができます。
もし、多くの人々で混雑した観光地のようなハイキングを避けたい場合は、このコースを選ぶと良いと思います。森の中で落ち着いた雰囲気を楽しめるでしょう。
奥多摩一帯は日本アルプスのような目を見張らされる光景ほどではありませんが、それでも歩いて見るには良いと思います。
- リーズナブルな旅
新宿から奥多摩までの電車代は往復で2000円ぐらいです。また、ハイキングコースに入場料はありませんのでリーズナブルなハイキングを楽しめるでしょう。
これら3枚の地図は、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを、筆者が加工したものです。
※上記の地図では「白丸ダム ~ 数馬峡橋」の南側の遊歩道は通行止めになっていて、川の北側の一般道で迂回しています。しかし、その後、通行止め区間が改修されて歩けるようになりました。
古里駅(スタート地点)
JR 古里(こり)駅
古里駅の前にコンビニがありますので、食べ物や飲み物はこちらで準備しても良いと思います。もし、夏にハイキングする場合は十分な飲み物を持参してください。ハイキング中にたくさんの汗をかくと思いますが、コース途中には多くの自動販売機はありません。
コースは右に曲がって道なりに進みます。
右へ進みます。
右へ進みます。
左へ進みます。ここからは谷へ向かっている狭い道路です。
右へ進みます。
そのまま進みます。
左の谷へ入る道路を下ります。
右へ進みます。
寸庭橋(すんにわばし)を渡ります。
寸庭橋があるこの川は、多摩川です。
寸庭橋からの眺め
寸庭橋を渡ってすぐ右側にウォーキングトレイル入口があります。
右にある遊歩道を下ります。
この入口から川へ向かって下りて行きます。
しばらく杉林になっています。
遊歩道から河原に下りて休憩してみてはいかがでしょうか?
夏にはたくさんのセミが鳴いています。
コースのそばに短い滝があります。
右へ進みます。
道が小川のすぐそばに沿って続いている区間があります。
小川を過ぎると休憩所までしばらく登りが続きます。
このブログで案内するコースは、途中まで鳩ノ巣駅へ向かいます。しかし、鳩ノ巣駅には行きません。( 鳩ノ巣 駅は通過点ではありません)
休憩所:ビューポイント:ここは景色を見たり休憩にも良い場所ですが、店ではありません。
注意!!
ここは分岐点になっており、道を間違えやすいので、すぐ側にあるコースの標識を確認してください。(※標識が読めないほど古くなっている可能性あり)
左側へ進みます。
先程のビューポイントから数分下ると公衆トイレがあります。
そのままこの道を下りましょう!
右側へ進みます。
雲仙橋(うんぜんばし)を渡ります。
雲仙橋からの眺め。
雲仙橋
ここから少しだけ上ります。
上りきるとお食事処があります。
店名
鳩の巣釜めし
上ったところは鳩ノ巣駅の近くですが、駅まで行く必要はありません。コースは駅を通過していないため。
トンネルに入らず、左側へ進みます。
カフェ ※無くなった?
鳩ノ巣渓谷
右側へ進みます。
鳩ノ巣渓谷へ向かって下ります。
周辺の宿
奥多摩の風 はとのす荘
下っているとカフェと橋が見えてきます。
店名
絶景カフェぽっぽ
※写真追加予定
鳩ノ巣小橋(はとのすこばし)を渡ります。
鳩ノ巣小橋らの眺め
鳩ノ巣渓谷
もし、流れが緩やかであれば夏はここで泳ぐのも良いかもしれません。もし、流れが急であれば川へ入らないようにしましょう。
広い休憩所です。トイレは設置されていません。
白丸ダム(外観)
白丸ダムが見えてきます。次の標識の後、ダムを渡ります。
コースは左側の「数馬峡・白丸駅」ですが、白丸ダムを見学する場合は右へ行きます。右側へ行きダムを渡ってください。白丸魚道入口はダムの向こう側にあります。魚道は入口の建物の地下にあります。見学後、ここに引き返してきましょう。
※ダムの管理は都営地下鉄?
白丸ダムのビューポイントがあります。
Googleマップ
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つづく
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