鯨料理を初めて食べる人は、最初に「鯨ベーコン」を食べてみましょう!
鯨ベーコン
別の食べ物に例えると、味や硬さはビーフジャーキー、脂身は豚肉のベーコンのような感じです。
鯨の白ベーコン・赤ベーコン
鯨ベーコンは、鯨食品の中では一般的な品です。いろいろな居酒屋に、しょっちゅう行く人は、見かけることが多いはずです。鯨ベーコンは、安め(一皿350~500円ぐらい)に販売されていることが多いです。店によっては、赤と白のベーコンがセットで提供されています。
以下の店へ度々行きましたが、たいてい売っていました。
鯨料理の初心者は、まずは鯨ベーコンがお勧めです。ポン酢とからしが定番の調味料です。
鯨ベーコンは写真のように、周りだけ赤く着色してスライスしたものが一般的です。
鯨の大和煮
たいていのスーパーで売っています。
大和煮とは、肉を主に醤油、砂糖や生姜などで煮込んだものです。鯨肉の風味を残しつつ、食べ慣れた味の煮込み料理なので、初心者に向いています。
鯨の刺身・鯨のたたき
生の鯨肉も一般的です。馬刺しや牛肉のユッケやたたきが食べられる人は、鯨の刺身も大丈夫だと思います。
左:鯨三種盛り 1800円
2018年11月、高知の居酒屋フードコート「ひろめ市場(いちば)」にて。
フードコート内の全般的な料理は、観光地の価格設定で、地元民からすると正直、安いとまでは言えません。しかし、お通し代が掛かりませんので、ちょっと1, 2品試食するのが目的でしたら悪くありません。
また、何品もいろいろ食べる場合でも、高知ならではの料理や酒も含め、多種多様なものが一か所で楽しめますし、店の人や、近くの席にいる客同士でコミュニケーションしやすくて、楽しい雰囲気を考慮すると、お手頃価格の「食のテーマパーク」と言えます。
左上:赤身 赤肉ともよばれる
右上:さえずり 舌の部位
下:鹿の子 かのこ 顎の付け根辺りの部位
新鮮かどうかを見極めて買うのがコツ!
鯨のたたき
周りが焼かれています。鯨の刺身が初めての人は、たたきの方が、お肉感があって食べやすいので、たたきを先に試してみると良いと思います。
実際のところ、鯨の刺身が食べやすい(おいしい)かどうかは、「たたき」であるかどうかよりも、食材の品質や鮮度次第です。
鯨の中おち
鯨の中おち
写真は無料の試食用です。
鯨寿司(鯨のにぎり)
鯨の赤身のにぎり
右の白いのは活たこです。
私が好きな以下の寿司屋で、よく鯨の寿司を見かけました。
鯨ステーキ
鯨ステーキ
焼肉のタレで馴染みのある味付けでした。
このような焼肉タイプで出す店は比較的少ないです。刺身よりもだんぜんご飯に合います。初心者にもお勧め☆
鯨の塩皮(鯨の本皮)
鯨の塩皮
おかずと言うよりは、酒のつまみですね。
鯨の本皮は、ブロックやスライスで販売されていることが多いようです。
この写真は本皮の塩漬け(塩皮)で、細切れタイプです。
写真は無料の試食用です。
鯨カツ
鯨の竜田揚げ
昔は小学校の給食で鯨の竜田揚げが出ていましたので、なつかしいと思う人もいるはずです。
硬くない、ちょうど良い揚げぐあいでした。
上記の鯨の「中おち、ステーキ、塩皮、カツ、竜田揚げ」があった店は閉業してしまいました。
以下は別の方が、その店について書いたブログ
鯨の筋ポン酢
これを食べた店はこちら(高知県高知市)
※「今宵の超オススメ」メニューの一つでしたので、期間限定の料理だったのかもしれません。
いろいろな鯨料理を作っているYouTubeチャンネル
(鯨以外も含む)
このブログで紹介している店に限らず、いろいろな店で食べた経験上ですが、
鯨の刺身や寿司を食べてみて思うのは、生肉であるため、当たりハズレがあるということです。(おいしくないことがある)
「肉のクセではない、臭みが若干あって、解凍してから長時間経過したものだろうなー」と思うことが何度かありました。
鯨を食べるなら、客数が多くて、さらに食材の回転が良さそうな店を選ぶといいと思います。難しいですが。
例えば前述の、ひろめ市場のような観光客に人気の店では、見るからに新鮮な刺身を常においてあります。購入前に実物を見て判断できる良さもあります。